[写真]西武線の電車

西武線(西武鉄道)は、池袋駅から西武秩父駅までの76.8kmを結んでいます。
路線記号は「SI」(西武鉄道-池袋線)で、ラインカラーはだいだい色、駅番号は池袋:SI01~西武秩父:SI36です。

正式には吾野駅で路線名が変わり、池袋駅~吾野駅が「池袋線」、吾野駅~西武秩父駅が「西武秩父線」となっています。
普段は「西武線」と呼ばれます。なお、途中の飯能駅で進行方向が変わります。

※西武秩父駅(西武駅)と秩父駅は、離れた場所にある別の駅ですのでご注意ください。

[写真]西武秩父駅
終着駅の西武秩父駅(西武駅)

[写真]西武秩父駅の駅名板
西武秩父駅の駅番号はSI36です

電車

各駅停車

西武秩父方面行きの各駅停車は飯能駅が始発になります。

池袋駅からの場合は、まず飯能行きの急行・快速・準急などに乗ります。飯能までは急行で50分弱くらいです。

また、地下鉄副都心線・有楽町線からは西武線直通電車があります。一部飯能駅まで行く電車がありますが、それ以外の場合は西武線内の駅で飯能行に乗り換える方法があります。

飯能~西武秩父間の各駅停車は、日中の時間帯は1時間あたり2本ほど(約30分ごと)運転されています。2022年3月ダイヤ改正で一部減便となり、平日の午後は約40分ごとになる時間帯があります。
飯能から西武秩父までは約50分です。

電車は、ライオンズカラー(青・赤・緑)のラインが入った白い4000系電車が運転されています。(※土休日などには一部の電車が、4000系以外のロングシートの電車になります)

4000系電車は、座席は各車両の中央部がクロスシート(ボックス席)で、ドア付近がロングシートになっています。4両編成の一番飯能寄りの車両にはトイレも設置されています。
多客時などは2編成をつなげて8両編成で運転されます。この場合、4両目と5両目の間は通り抜けできません。

[写真]白い4000系電車
主に飯能~西武秩父間を走る白い電車(4000系)


[写真]4000系電車の車内
白い電車の車内

飯能駅発着 長瀞・三峰口行

2023年3月18日(土)のダイヤ改正で大きく変わります。

土休日午後にある秩父線長瀞/三峰口発の西武線直通電車は廃止になります。

また土休日午前の直通電車は、飯能→三峰口/長瀞が1本、横瀬→長瀞が1本になります。
(長瀞行は秩父線内は御花畑・秩父・皆野・長瀞のみ停車に変更)

これに伴い、土休日午前に各駅停車が、長瀞→御花畑止まり2本、三峰口→西武秩父1本運転されます。(午後ではないのでご注意ください)

土休日には、秩父鉄道直通電車が上下各2本運転されています。(午前に西武線→秩父線、午後は逆)

以前は土休日は池袋発着(行き:快速急行、帰り:急行)で運転されていましたが、2020年3月ダイヤ改正で池袋発着は廃止となり、飯能発着となりました。

西武秩父駅の1つ手前の横瀬駅で4両ずつに切り離され、西武秩父駅経由の三峰口行きと、秩父線御花畑駅経由の長瀞行き(※西武秩父駅は経由しない)に分かれます。

なお、2021年3月のダイヤ改正で、平日の通勤・通学用(朝に秩父線→西武線、夜は逆)は廃止になりました。

有料特急「ちちぶ」(池袋駅発着)

池袋駅から西武秩父行の有料特急「ちちぶ」(ラビュー)が運転されており、約1時間20分で到着します。

停車駅は、池袋、所沢、入間市、飯能、横瀬、西武秩父です。ゴールデンウィークや夏休みなどは上り下り各2本程度、芦ヶ久保駅に臨時停車します。
特急「むさし」は臨時延長の場合を除き、飯能駅止まりです。

日中は1時間間隔で運転されています。全席が指定席なので、満席の場合には乗車できません。

今まで2代目「レッドアロー」(ニューレッドアロー=NRA)が走ってきましたが、新しい車両「ラビュー」へ置き換えになりました。

途中の飯能駅で進行方向が変わるため、基本的に飯能~西武秩父間で座席の向きとは逆方向に走ります(上りの池袋行きは、通常、西武秩父駅発車時に後ろ向きに座席がセットされています)。※利用者が座席を回転させることはできます。


[写真]特急ラビュー
新型車両・特急ラビュー

[写真]特急レッドアロー
以前の風景:西武秩父駅停車中の特急レッドアロー

有料列車「S-TRAIN」(元町・中華街駅発着)土休日のみ

土休日には、元町・中華街駅から西武秩父駅まで有料列車「S-TRAIN」が1往復走っています。
みなとみらい線から東横線、副都心線を経由して西武線に入ります。

停車駅は、元町・中華街、みなとみらい、横浜、自由が丘、渋谷、新宿三丁目、副都心線池袋(降車専用)、石神井公園、所沢、入間市、飯能、西武秩父です。
特急が停車する横瀬駅には停まりません。

乗車には指定券が必要です。なお、特急用の車両ではなく通勤ライナー用の車両になります。

[写真]S-TRAIN
S-TRAIN

きっぷ

西武線は西武秩父駅までの各駅に自動改札機や簡易改札機があり、PASMO(パスモ)やSuica(スイカ)などのICカードが使えます。

西武鉄道からは、秩父方面へ2日間有効で特典付きの切符が2種類発売されています。「秩父漫遊きっぷ」(フリー区間:高麗駅~西武秩父駅)と「秩父フリーきっぷ」(フリー区間:西武線 芦ヶ久保駅~西武秩父駅と、秩父線 野上駅~三峰口駅)です。
特急券を購入すれば、特急にも乗車可能です。

秩父線(秩父鉄道)への乗換

西武秩父駅から秩父線御花畑駅へは、改札外を歩いて乗換になります。雨の日は傘が必要です。

また、途中で秩父線の踏切を渡るので、電車が近づき踏切が鳴ってしまうと、乗り遅れる場合があります。
時間の余裕を持って、お乗り換えください。

なお、秩父線は2022年3月12日(土)からICカードが利用可能なりました。

「あの花」

2011年に放送されたアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(あの花)では、西武線の電車が登場します。また、西武秩父駅や飯能駅なども登場しています。


[写真]東吾野駅付近を走る電車
東吾野駅付近を走る電車


[写真]あの花ラッピング電車
以前走っていた、あの花ラッピング電車

各駅のページ

西武秩父駅(西武駅)

横瀬駅

芦ヶ久保駅

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