長瀞「花の里」は、長瀞駅から宝登山に向かう宝登山神社参道のそば、長瀞町郷土資料館・旧新井家住宅の南側に広がっています。宝登山をはじめとした長瀞の山々に囲まれた中、ハナビシソウの季節は園内がオレンジ色に染まります。
ハナビシソウの花の見頃は5月中旬頃~6月上旬頃ですが、5月上旬頃~6月中旬頃にかけて花を楽しむことができます。見頃の時期は、環境整備協力金200円(2017年度)です。なお、天候により開花時期は多少変わります。
ハナビシソウ(花菱草)は、「カリフォルニアポピー」ともいいます。4枚の花びらを持ち、家紋の「花菱」のように花が開きます。色はオレンジが目立ちますが、白・黄色・ピンクの花もあります。
また、園内の一部にはシャーレーポピーもあり、赤やピンクの花が咲きます。
花の里は、中央部分が東西方向に低くなっていて、その両側がゆるい斜面になっています。郷土資料館側から見ると、花の里のほうが低い部分が多いので、園内を見渡すことができます。
園内には数本の歩道があり、歩道から花が見られます。土の道ですので、歩きやすい靴がおすすめです。ハナビシソウの季節の晴れた日は暑くなりますので、水分も用意しておくと良いでしょう。
また、新緑が美しい季節ですので、ハイキングとセットにするのもお勧めです。長瀞町には宝登山や長瀞渓谷沿いなど、新緑を楽しめるハイキング・散策コースがあります。
郷土資料館側から見た「花の里」(咲き始めの頃)
オレンジ色に染まる園内
ハナビシソウの花
一部には、シャーレーポピーもあります
南側部分の丘
なお、花の里は秋にはオレンジ色のコスモスの花畑になります。また、花の里や隣接する野土山では、4月に桜、6・7月頃にアジサイの花なども見られます。
花の里は「公園」という名前にはなっていませんが、数ヶ所ベンチがあり、郷土資料館横にはトイレも整備されています。花の季節以外にも風景を見ながらゆっくりすることができます。
また、長瀞町郷土資料館(花の里とは別料金。休館日に注意)では、遺跡から出土した土器や、昔の生活用具などの民俗資料が展示されています。
郷土資料館に移築保存されている「旧新井家住宅」は国の重要文化財です。延享2年(1745年)頃に建てられた養蚕農家で、石を置いた板葺きの屋根をもちます。
〒369-1305 埼玉県 秩父郡 長瀞町 長瀞 1164(郷土資料館)のとなり
国道140号線「長瀞駅前」交差点を宝登山・宝登山神社方面に進み、約300m先で左の道に入ると郷土資料館前になります。
秩父線「長瀞駅」から徒歩約8分
関越自動車道「花園IC」から国道140号線を利用 約18km
長瀞町観光協会(開花情報など)
http://www.nagatoro.gr.jp/
長瀞町郷土資料館・旧新井家住宅
http://www.town.nagatoro.saitama.jp/shisetsu/siryokan/
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