[写真]道の駅 龍勢会館

道の駅 龍勢(りゅうせい)会館は、秩父市の吉田地域(旧・吉田町)の県道37号皆野両神荒川線沿いにあります。

秩父札所33番(菊水寺)から34番(水潜寺)への巡礼道にも沿っており、休憩にちょうど良い場所です。

農産物販売所を兼ねた売店・食堂の「龍勢茶屋」のほか、「龍勢会館」「井上伝蔵邸」などがあります。ただし、定休日がありますので注意が必要です。

龍勢祭りや秩父事件で知られる椋神社(むくじんじゃ)は、西に約800mほどのところにあります。

道の駅の利用は無料です。「龍勢会館」「井上伝蔵邸」は有料施設となります。

龍勢会館

[写真]龍勢会館
毎年10月に行われる椋神社の例大祭「龍勢祭り」が学べる展示施設です。

龍勢は、住民の手で作られるロケットタイプの花火で、27の流派があります。「矢柄」(やがら)と呼ばれる長い竹の先端に「火薬筒」を取り付けて打ち上げます。火薬筒は松をくりぬいて作ったもので、中には黒色火薬が詰められます。

また、龍勢には「背負い物」(しょいもの)と呼ばれる飾り物が載せられます。上空にあがった後に披露される様々な仕掛けで、各流派で工夫がこらされています。
矢柄をゆっくり降ろすためのパラシュートのほか、唐傘、グライダー、花火などが載せられ、上空で放たれます。風に乗りながら青空の中をゆっくり降りてくる姿はとても美しいです。

祭り当日は、朝から夕方まで約15分おきに、椋神社近くの発射台「龍勢櫓」から合計30本ほど打ち上げられます。

「龍勢会館」では、祭りのビデオや実物の龍勢の展示などで、祭りの様子や龍勢のしくみがわかるようになっています。別棟には、櫓(やぐら)の上部が作られていて、実際の櫓の構造を間近に見ることができます。

井上伝蔵邸(秩父事件資料館)

1884年(明治17年)、秩父地域を中心とした数千人(一万人を超えるともいわれる)の農民が、世直しを求めて武装蜂起をしました。椋神社には3000人ほどが集結したといわれています。井上伝蔵は困民党軍の中心人物の一人です。

この建物は、秩父市下吉田にあった井上伝蔵の屋敷(丸井商店)を2003年(平成15年)に復元したものです。翌年公開された秩父事件120周年記念映画『草の乱』の撮影に使われています。

館内には秩父事件や『草の乱』に関する資料が展示されています。また、当時の商家の雰囲気を感じることができます。

「あの花」

アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(あの花)では、龍勢の打ち上げシーンが登場しており、龍勢会館には「あの花」コーナーが設けられています。

龍勢会館のビデオや解説・展示を見ると「あの花」10話の打ち上げのことが、より深く理解できると思います。

福寿草

龍勢会館・井上伝蔵邸の裏手では、2月頃に福寿草が花を咲かせます。黄色い福寿草のほか、赤みを帯びた「秩父紅」も見られます。

[写真]道の駅龍勢会館の福寿草

[写真]福寿草

アクセス

〒369-1501 埼玉県 秩父市 吉田久長 32

国道140号線の皆野町「大塚」交差点(皆野寄居バイパス終点)から、新皆野橋を渡り吉田方面の標識に従って約6km。
秩父市街地の道の駅「ちちぶ」からは、国道299号線・県道270号線経由で約12kmです。

バスの場合は、西武線西武秩父駅から秩父線秩父駅を経由する吉田元気村行き(秩父吉田線)に乗り「龍勢会館」バス停下車。西武秩父駅から約40分、秩父駅から約30分です。本数が少ないのでご注意ください。

秩父線皆野駅や小鹿野町方面に向かうバス路線は廃止になっています。そのため皆野駅からはタクシー利用となります。

リンク

龍勢会館(株式会社龍勢の町よしだ)
http://www.ryuseinomachi.co.jp/ryusei/

吉田龍勢保存会
http://www.ryusei.biz/

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