[写真]秩父札所15番少林寺

札所15番の母巣山少林寺は、秩父市街地(埼玉県秩父市番場町)にあります。

もともと札所15番は秩父神社(秩父大宮妙見宮)の神宮寺である母巣山蔵福寺でしたが、明治の神仏分離により廃寺となりました。その後、市街地東町(柳島)にあった五葉山少林寺が移転し、蔵福寺を受け継ぎました。

少林寺は明治11年(1878年)に秩父大火で焼失しています。後の本堂再建の際、火災防けのため白漆食塗りで仕上げられたといわれています。

また、境内には明治17年(1884年)の秩父事件に関連して、殉職した2人の警察官の墓や、内務大臣・山縣有朋の碑があります。

[写真]少林寺入口
番場通りの札所入口(正面突き当りが少林寺)

[写真]秩父線踏切
秩父線の踏切の先にあります

[写真]参道の階段
河岸段丘の段丘崖にある、参道の階段

[写真]秩父半僧坊大権現社
階段を上がると、右手に秩父半僧坊大権現社

[写真]地蔵堂
大権現社のとなりの地蔵堂

[写真]境内から見た参道
境内から見た参道

アクセス

最寄り駅は秩父線の秩父駅・御花畑駅で、どちらからも徒歩5分ほどです。
秩父駅からは駅前を左に行き、秩父神社方向(南方向)に向かいます。秩父神社の横を過ぎ、神社前の信号を渡って番場通りを進むと、左側に少林寺入口があります。
逆に御花畑駅からは、駅のすぐ西側の通りを秩父神社方向(北方向)に向かいます。ベルク前を通り過ぎ番場通りを進むと、右側が入口です。

西武線の場合は終点西武秩父駅下車、徒歩10分くらいです。一般的には御花畑駅方向に向かい秩父線の踏切を渡って番場通りを進むコースになります。また、秩父線を渡らずに札所の裏側に行くこともできます(御旅所の文化伝承館の横を通り、線路の少し東側を並行する道を北に向かう)。

[写真]国道299号線にある案内看板
車の場合は、国道140号線と299号線の交差する「上野町交差点」を秩父神社方向(西方向)に向かいます。秩父線の踏切手前の坂のところに看板があるので、左(南)に入ると15番の駐車場があります。

[写真]駐車場と武甲山
少林寺裏側(東側)にある駐車場。正面は武甲山。

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